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  第34話 『ある教師と生徒』

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 文庫ではカラー頁に収録されているのですが,青黒く塗られた村正先生登場のコマの怖いこと!。
 こんなおっかない先生がいて,毎日しかられるようでは,学校に行きたくなくなるのも無理からぬこと。
 久男が,「病気になりたいなあ」「そうだ ケガをしよう ほんのちょっぴり」と思い詰める気持ち,私には良く分かるなあ〜(遠い目)。

 村正先生の言う「言葉の暴力」は,使い方を誤れば恐ろしいシロモノです。
 言葉によって相手を徹底的に否定しつくすのは「洗脳」の常套手段であり、新興宗教やマルチまがいビジネス,エステ・コスメティックの勧誘活動や,映画「フルメタルジャケット」での新兵訓練シーンなどで周知の通りです。(おぉ?,ちょっとちがったかな?)。
 とにかく,ヘタすれば相手を壊しかねない、あぶないモノであります。

 村正先生は,怖い外見とはうらはらに,生徒の事を親身に考えている良い先生であり,生徒によかれと思って久男にも厳しくあたっていたのですが,相手によっては,言葉の暴力がクスリの効きすぎとなります。
 久男の行動に衝撃を受けた先生,回復後はさらに優秀な先生となることでしょう。
 私も安心です(遠い目,って昔なにかあったのか?>自分)。

 村正先生からの手術依頼を,即金で1000万円払えないとお断り,と断ったBJ。
 電話を切ってから2コマの間,白いシルエット状態となって何か考えたのち病院に向かいます。
 ここはやはり,重傷の久男と,過去のBJ自身の姿を重ね合わせていたのでしょうね。
 「このまま見過ごして,昔の俺と同じような子供を作るのか?」、と。

(00/04/02)

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