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  第44話 『目撃者』

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 失明した目撃者の少女を二度悲しませるだけだから、手術はお断りとしたBJ。
 下田警部が「捜査の全費用3000万円出す」と言うや、ころっと引き受けるものだから、また金で態度をかえてからに、と思いましたが、よく考えてみたらこの時からすでに、手術費用は少女に贈るとハラに決めていたのでしょう。
 警部の覚悟を試すとともに、少女にぎりぎり最大のお金を引き出そうとしたのですね。
 駆け引きの巧みなBJです。

 読み直してみて、下田警部は今回(も?)ずいぶん顔で遊ばれているのに気がつきました。
 顔の面積が広いから遊ばれやすい下田警部。
 手塚治虫が警察署で漫画を書く7ページ目では、下田警部、最初は鼻がなくなり→顔が下駄になり→鼻と口がなくなり→ついには何も無しののっぺらぼう。
 天馬博士との会話シーンでは、目撃者の目が治らないと聞いて、くやしさのあまり、自分で顔をくしゃくしゃに押し縮めるやら、ビローンとゴムのように引き伸ばすやらでもう大変笑。
 しかし「三千万円出す」の大ゴマでは、鬼警部の気迫あふれる決めの顔を描いてもらってます。
 ちゃんと見せ場では決めてもらって良かったですね>警部。

(00/05/14)

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