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第76話 『水頭症』
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| このお話、Cさん、Iさんが高く評価しておられるのを読んで、私はちょっとアレッと思ったんです。 金沢はそれほど良いと思っていなかったので。 なぜ評価しなかったのか?。再読・三読して考えてみた結果分かりました。 ちょっと言いにくいんですが…、少年の「見た目の変さ加減に引いた」からなんです。(こう書くのは、「私は見た目で人を判断する、そういう浅はかな人間なんです」と自分で宣言してしまったようで、なんかいごこち悪いです。 この作品、どう読むかで自分を計られる「踏絵」のようで、なかなか厳しい。考え過ぎ?)。 手塚先生がまた、絶妙な「変な顔」を描いてくれるんだから困ります。 共感と不安感のどちらを感じるか、微妙な境界線上を行くような顔を。 微妙だから、見る側にちらりと偏見があれば、作品から引いてしまって面白く読めない。私のように。あわわわ、説明すればするほど墓穴を掘る私……。 落ち着いて読んでみれば、この少年、全然バカじゃないじゃないですか!。 ろれつは多少回っていないものの、難しい言いまわしを知っているし、物まね、なぞなぞはできるし、自分と両親の先行きを見通す力はあるし、チャップリンへの想いを語れるし、逆にBJを励ますし……。 だいたい「人を笑わせる」なんて高度なことを(天然ボケでなく)できるなんて、頭のいい証拠ではないですか。 どこが「いまみたいに わりとまともな 知能で」なのだ!。「いまみたいに すぐれた知能で」ではありませんか?。手塚医師の診断、間違ってやしないかぁ〜?。 BJのセリフもヘンです(Cさんごめんなさい)。 「患者のいのちをかけて手術する医者が じゅうぶんな金をもらってなぜ悪いんだ」 言いたい事は分かります。が、私はひっかかります。BJ、あんたヘン!。 「自分のいのちをかけて…」なら、すんなり分かりますよ。 「自分がハイリスクを負うんだから、自分がハイリターンをもらってなぜ悪い」 とこうなるので分かる。でも、上のセリフでは、 「ハイリスクは患者に負ってもらって、ハイリターンは自分がもらうが文句あるか?」 と、こう聞こえるじゃないですか。ヘン!。ここは、 「患者のいのちをあずかって手術をする医者が じゅうぶんな金を………」 と言うべきでしょう。 揚げ足取り?。はぁ、いつもの揚げ足取りでした、すんません〜。 あっちでひっかかり、こっちでひっかかり、私には問題作の76話でした笑。 (00/10/17) |
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