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  第82話 『ハローCQ』

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 (Kさんの、このエピソードの『落ち』が好き、という書き込みを受けて)

 同感です。私もこのエピソードが好きです。
 なぜなら、私ひいきの27話「白葉さま」と同様に、「最後の1行で明かされる衝撃の事実!」型の構成になっているからです。はあ〜よくできたお話。
 同型でお薦めしたいのは、97話「幸運な男」です。

 自分のついたウソのせいで友情を失ってしまったはずだったのに、意外な、実に意外な形でそれを取り戻す事ができたジュン君。嬉しいハッピーエンドです。
 BJの華麗なメスさばきが見られないのは残念ですが、良い話です。

 (顔の見えないお付き合いとは、ハムに変わり、今のメールにも言えるのでは?を受けて)

 文字だけのメール。声だけのハムや電話。文字だけ+やり取りに時間のかかる文通。
 そういった「伝わらない部分がある通信手段」であるほど、ドラマが生まれますね〜。
 本作はその好例と思います。

 私も昔、中学生のころ、学校のアマチュア無線部にいたので懐かしいです。
 ジュン君は、JA1のコールサインを持っているところを見ると、かなりベテランのアマチュア無線家らしいです。当時すでにコールサインはJEとかJHあたりまで使われていたように記憶しています。JAは、昔からやっていた人を意味するので、それだけで尊敬されました。

 手塚先生は、ちゃんと取材されたようで、ハローCQの呼び出し文句も私の記憶の通りですし、ジュン君の無線機も当時の実際のメーカー品(八重洲とかトリオとかICOMなんてメーカーがありました。今もあります。)と同様の姿に描かれています。

 ジュン君のコールサインは、JA1OSOとされています。これも上手い設定で、実際には存在しない(したがって実在のどなたかと一致する事がない)コールサインです(と思います)。
 OSOというのは電波法の上から割り当てられなかったと思います。
 理由は「SOS」と紛らわしいので。
 (うーん、記憶が怪しい。この説明はウソかも…)

(00/11/12)

 後日、
秋田文庫の「BLACK JACK ILLUSTRATION MUSEUM」で、本エピソードの表紙絵を見ると、BJが使っている無線機のマイクに「 TMIO」と書いてあって、これは明らかに「TRIO」がペースですね。

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