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第89話 『おばあちゃん』
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| BJついに嫁姑問題に介入か!?、と思わせておいて実は、母が息子に与え続けた、長〜〜〜い愛のお話でした。 一見、いじわるで、がめつくて、嫁イビリの好きなおばあちゃんですが、彼女が息子に隠し通して来た謎が明らかになった時、息子は涙を禁じえませんでした。 最後まで、息子には、涙も弱みも見せないおばあちゃんの心意気がニクイです。いいぞ、おばあちゃん。 最後の支払いを済ませて、甚大先生の屋敷を出たおばあちゃんが、なにかにけつまずいたかのように、玄関先でころびます。ここでも弱みを見せず、 「ホホホ なに 気がゆるんで ちょいとよろけたんですよ 平気ですよ」 と強がりますが、私はここの2コマに、ちょっと感心しています。 これ、さりげなく、このすぐ後に、おばあちゃんが脳溢血で倒れる伏線を引いているわけですね。ガクンときて体ごと倒れこみかける絵も、後から見ると発作によるよろめきが表れています。どうしてこういう絵が描けてしまうのだろう。うまいな〜。 しかし甚大先生もふっかけましたね、1,200万円とは。 えーと、「おばあちゃん」のBJ連載初出が1975年。甚大先生が息子の手術をしたのが、それより25年前として、1950年。その当時に1,200万円!。 当時、大卒の初任給が、8,000円とか10,000円ではなかったでしょうか。 今は、それよりおおよそ20倍は高くなっているとすると、1,200万円×20= 2億4000万円ですと〜〜〜!?。 今でも、サラリーマンの生涯賃金が、2億円程度と聞きますから、当時のおばあちゃんには、甚大先生の宣告は「一生涯の稼ぎを全部よこせ」と聞こえたはずです。にもかかわらず、それを「払う」と覚悟し、実際に完済してしまったおばあちゃん、あっぱれです!。甚大先生、ふっかけ過ぎです!!。 (00/12/14) |
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