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第92話 『奇胎』
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| 赤ちゃんが卵に包まれていたら…という奇抜なアイデアと、それを本当らしく理屈をつけて絵にしたところが面白いです。 「それと 臍帯(さいたい (へそのお))も…」 というセリフがあるのですが…。 「臍帯」と聞いて私が条件反射的、パブロフの犬的に思い出してしまうのが「火の鳥 未来編」なのです。 荒野の研究所で、猿田博士は人造生命の研究を続けています。未完成の人造人間のブラドベリイは、人造子宮筒の外に出たがります。博士はしぶしぶ承知して、筒から出す処置を開始します。 博士 「臍帯コードをはずせ」 ロビタ (制御装置を操作する) ブラドベリイ 「ウン(と苦痛をこらえる)」 プラグがポロリところがり落ちる 何の説明もなく「臍帯コード」とセリフに出てくるのです。 当時子供の私には、よく分からないけれど、印象的で記憶に残る言葉でした。 それから15年程後。私は、某お役所からの注文による、無人海中観測艇の試作の仕事のすみっこに関係していました。艇は、海上の船から有線で電力を受け、遠隔操作もされるのですが、仕様書にはこのケーブルのことが、 アンビリカル・ケーブル Umbilical Cable (臍帯(へそのお)ケーブル) とあり(あぁっ、臍帯とはへそのおの事だったのだ)と思ったものでした。 説明無しで専門用語をさらっと登場させ、年少読者の頭のすみっこに引っかかりを残し、後年あぁっと思わせる、時間差手塚マジックでした。 (個人的思い出ばかりでした。うひっ、どこがBJ感想文やねん……) (01/01/01) |
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